定置網に魚が入る仕組み

定置網に魚が入る仕組み

定置網の仕組みを簡単な動画で紹介します。

定置網の構造と各部の名称

定置網の構造

定置網とは

定置網とは、一定期間魚の回遊する場所に網を設置し、網に誘導された魚を獲る漁法です。
一般的に規模の大きい大型定置網と、主に家族経営型の小型定置網があります。

一方、網を常時設置しない漁法としては、まき網漁業、底曳網漁業、延縄漁業などがあります。

網代の定置網とその歴史に関しては、網代漁業株式会社様のサイトに詳しい記載があります。

定置網に使用する網やロープなどの漁具については、日東製網株式会社様のサイトで
詳しく説明されています。

定置網各部の名称

  • 垣網 ・・・ 魚群の進路を遮断して、運動場へ誘導します。
  • 運動場 ・・・ 周囲を網で囲ってあり、魚群を逃がさないようにしてあります。
  • 登網 ・・・ 運動場から箱網へつながる部分で。箱網に向かって底面は登り坂、側面は狭くなっています。
  • 箱網 ・・・ 最終的に魚群を留めておく部分で、箱網を締めて魚を漁獲します。
  • 側張 ・・・ 太いロープやワイヤーで張り立ててあり、定置網の骨組みになっています。
  • 台浮子 ・・・ 定置網の前後にある大型の浮子(浮体)です。
  • 錨 ・・・ 定置網を海底に固定するための大きな金属の錨です。
  • 土俵 ・・・ 定置網を海底に固定するためのサンドバッグなどです。